ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
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日当たりの良いやや湿った山野に生育する越年草。全体が無毛で軟らかい。高さ20 - 45 cm,茎は数本が出て斜上し,茶褐色を帯びる。葉は1 - 2回羽状に深裂し,小葉にも切れ込みがある 。葉はしばしば紫褐色となり,粉白色を帯びる。茎頂に黄色い花を総状に20-30個つける。茎の先に長さ4 - 10 cmの総状花序をつけ,多数の筒状の黄色の花をつける。苞は披針形 - 広披針形でしばしば欠刻がある。花柄は長さ 5 - 12 mm。花の長さは20 - 25 mm,後部に袋状の距をつけ,先は唇形。◯果は線形,長さ2 - 3 cmで,いちじるしく数珠状となる。種子は黒色,径約1.7 mm,円錐状の細突起を密布する。
花期:4 - 6 月 別名:ミヤマケマン
分布:本州(中国山地,近畿以東) Corydalis キケマン属の花: エゾエンゴサク ジロボウエンゴサク シロヤブケマン ツクシキケマン ナガミノツルケマン フウロケマン ミヤマキケマン ムラサキケマン ヤマエンゴサク |