シュロソウ科 Melanthiaceae
バイケイソウ(梅けい草) |
湿原周辺の草原や明るい林内などに生育する多年草。短い地下茎を持ち,群生する傾向が高い。高さ1-1.5 mになる茎葉は長さ20 - 30cmで平行脈が顕著。折れ曲がって葉を構造的に補強している。円錐花序に8 - 25 mmの緑白色の花を房状に多数つける。花弁の周辺は毛状にちじれている。雄しべは6本で柱頭の先端は3つに分離。全て両性花。シクロパミン(cyclopamin (11-deoxojervine)),ジエルビン,ベラトリン,プロトベラトミンなどを含む。 誤食して中毒し,重症例では血圧低下から意識喪失し死亡する場合もある。APG植物分類体系ではユリ目メランチウム科(Melanthiaceae) 花期:7 - 8 月 別名:エゾバイケイソウ 英名:False Helleborine 分布:北海道・本州(近畿以北)・四国・九州;樺太,千島,朝鮮,中国,ウスリー,カムチャッカ,ヨーロッパ,北アフリカ,アリューシャン列島,アラスカ州のスワード半島 Veratrum シュロソウ属: コバイケイソウ タカネアオヤギソウ バイケイソウ ホソバシュロソウ ミヤマバイケイソウ |