スッポンタケ目 Phallales

ウスキキヌガサタケ(薄黄衣笠茸)
Phallus luteus (Liou & H. Hwang) T. Kasuya    スッポンタケ科 Phallaceae

暖かい地方の常緑広葉樹林内の地上に発生する腹菌類。幼菌は寒天質の菌蕾で,直径2.5 - 4 cm,卵形。表面は平滑,白色,基部に太い根状菌糸束をつける。成熟すると菌蕾の頂部がやや尖り,裂開して10 - 20 cmの円柱状の子実托を出す。傘は黄色,表面に網目状隆起を帯び,暗緑色で粘液化したグレバをつけて悪臭を放つ。柄は円筒形,中空で黄色もしくは白色,2 - 3層の泡状組織からなり,基部が太くなる。傘と柄の間から黄色 - 淡黄色で細かい網目の菌網を地面に接するほど長く伸長させる。下縁部は一直線状。柄と菌網の間に白色の薄膜を垂らす。
発生時期:5 - 6月及び8 - 10月頃の年2回  可食
分布:本州中部以西・四国・九州;インドネシア・オーストラリア・アジアの熱帯域
Phallaceae スッポンタケ科: ウスキキヌガサタケ  キヌガサタケ  スッポンタケ 


7-11-10 11:20 城山 標高 245 m
福岡県宗像市陵願寺

7-11-10 11:20 城山 標高 245 m
福岡県宗像市陵願寺
菌類  生物