チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
コミスジ(小三筋) |
低地や丘陵地の森林周辺に生息するやや小さめのタテハチョウ。翅を開いてとまることが多い。滑空と小さなはばたきを繰り返す独特の飛び方をする。翅は横長で黒褐色をしており,3本の白帯が,前翅に1本,後翅に2本斜めに走る。翅を開くとこれらの帯模様が「三」字に見える。この帯模様以外にも,前翅のやや外側には横長の白斑が並ぶ。翅裏も同じ模様だが,地色は明るい茶色になる。また,体には緑色の毛が生える。 前翅長:22 - 30 mm 開張:40 〜 55 mm 発生時期:4-11月 (1-4回発生) 食草:クズ,フジなどのマメ科植物 3齢幼虫で越冬 英名:Common Glider 分布:北海道・本州・四国・九州・屋久島・種子島(トカラ列島以南の南西諸島には分布しない);シベリアの亜寒帯域から中央アジア,インドシナ半島,台湾の熱帯域まで,アジアに広く分布 |