チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
ミヤマセセリ |
褐色地に黄色紋を散らした翅を持つセセリチョウ。落葉広葉樹林で見られる。主に丘陵地から山地にかけて分布する。地上近くを飛び,地表に翅を開いてとまる。落ち葉の積もった林床にとまると見つけにくい。オスの前翅表面はほぼ一様に暗褐色,メスでは地色がオスより淡色で,前翅翅端部近くに灰黄色斑がある。後翅表面は,雌雄ともに,ほぼ一様に暗褐色の地色に橙黄色紋がある。幼虫の食草はブナ科のコナラ,クヌギ等。食樹の芽の基部に産み付けられた卵は10日前後でふ化し,幼虫は極めてゆっくりと成長して晩秋にようやく老熟して越冬,翌春に何も食べずに蛹化し,羽化しる。 春先に最も早く出現するチョウの一つ。年1回の発生で,成虫は3月下旬から4月にだけ出現。 前翅長:14-22 mm 出現時期 3 - 4月 分布:北海道・本州・四国・九州 Hesperiidae セセリチョウ科: Coeliadinae アオバセセリ亜科: アオバセセリ Pyrginae チャマダラセセリ亜科: ダイミョウセセリ ミヤマセセリ Hesperiinae セセリチョウ亜科: イチモンジセセリ オオチャバネセセリ キマダラセセリ クロセセリ コチャバネセセリ チャバネセセリ ヘリグロチャバネセセリ ホソバセセリ |
4-30-06 9:17 弟見山 標高 530 m 島根県 |
4-30-06 9:17 弟見山 標高 530 m 島根県 |