アカバナ科 Onagraceae

タニタデ(谷蓼)
Circaea erubescens Franch. et Sav.

山地の渓流沿いなどに生育する多年草。細長い根茎がある。茎は高さ20 - 50 cm,無毛,節を中心に紅紫色を帯びる。葉は対生し,長卵形 - 卵形,長さ3 - 8 cm,幅1 - 6 cm,先は尖り,低い波状鋸歯があり,基部は円形 - 浅い心形,葉柄は紅紫色を帯びる。茎の先と葉腋から長さ6 - 10 cmの総状花序を出し,直径約 2 mmの花を下向きにつける。花弁,萼片とも2個で,萼片は紅紫色を帯び,花弁より長い。花弁は白色 - 淡紅色で,先端が浅く3裂する。雄ずいは2個で,柱頭は2裂する。果実は長卵形で径 2 - 3 mm,先が鉤状に曲がった毛が密に生え,熟しても裂開せず,動物の毛に付着し運ばれる。
花期:7 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州;台湾,中国
Circaea ミズタマソウ属: ウシタキソウ  タニタデ  ミズタマソウ  ミヤマタニタデ 


7-24-22 黒岳,大分県由布市庄内町阿蘇野

7-24-22 黒岳,大分県由布市庄内町阿蘇野

7-24-22 黒岳,大分県由布市庄内町阿蘇野

7-24-22 黒岳,大分県由布市庄内町阿蘇野

被子植物  生物