アカバナ科 Onagraceae

ミヤマタニタデ(深山谷蓼)
Circaea alpina L. subsp. alpina

深山や高山の湿った木陰に生育する多年草。茎は高さ 5 - 20 cm,直立して細く,無毛か細毛が散生する。葉は対生し,長さ 1 - 4 cm,幅 1 - 3 cmの3角状広卵形,縁に低い波状の鋸歯があり,鋭尖形,基部は浅心形,葉柄は長さ 1 - 2 cm。茎先に長さ約10 cmの総状花序に,直径約 3 mmの花をまばらにつける。萼裂片は2個,紅色を帯び,長楕円状卵形。花弁は2個,白色,倒卵形で浅く2裂する。雄ずいは2個,花弁と互生する。花柱は1個。果実は棍棒状で,長さ 2 - 2.5 mm,かぎ状の毛がある。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州;アジア,ヨーロッパ,北アメリカ
Circaea ミズタマソウ属: ウシタキソウ  タニタデ  ミズタマソウ  ミヤマタニタデ 


8-26-07 羅臼岳 標高 800 m,北海道斜里町

8-26-07 羅臼岳 標高 800 m,北海道斜里町

被子植物  生物