マメ科 Fabaceae

イタチササゲ(鼬ささげ)
Lathyrus davidii Hance        

山地の日当たりの良い草原に生育する多年草で高さ0.6-1.5 m になる。茎は丸く,葉は互生し,2 〜 4 対の小葉を持つ偶数羽状複葉で,葉軸の先は巻き髭になる。葉の裏面は白緑色で網状脈が目立ち,大形の托葉がつく。花は総状花序に多数つき,蝶形の花初めは黄色,のちに黄褐色に変わる。豆果は線形で長さ8 - 10 cm。名前は,豆果がササゲ(大角豆)に似て,花が後に黄褐色に変わることを鼬の毛の色に例えつけられている。
花期:7 - 8 月
分布:北海道・本州・九州・朝鮮半島・中国大陸(北部,東北部)・ウスリー
Lathyrus レンリソウ属: イタチササゲ  ハマエンドウ  レンリソウ 


8-8-04  阿蘇根子岳東山麓伐採地 標高 910 m
熊本県阿蘇郡高森町上色見

8-8-04  阿蘇根子岳東山麓伐採地 標高 910 m
熊本県阿蘇郡高森町上色見

被子植物  生物