バラ科 Rosaceae

リュウキュウイチゴ(琉球苺)
Rubus grayanus Maxim.  

海岸から沿海の日あたりのよい山地の林縁や道ばたに生育する落葉低木。高さ 1.5 - 2m。枝は斜上するか,またはつる状にのび,ほとんど無毛で,刺もないことが多い。葉は互生し,長さ 7 - 12 cmの卵形または卵状長楕円形,縁には鈍鋸歯があり,時に3浅裂し,基部はハート形,脈や葉柄が赤みを帯びるものと帯びないものがある。葉柄は 1 - 3 cm。托葉は長さ 4 mmほどの披針形。前年枝の冬芽からのびた短い花枝の先に白色の花を下向きに1個,まれに2個開く。萼筒は浅い皿状。萼片は5個,卵形で先は線形,ふちと内側に白い毛が密生する。花弁は5個,白色で卵円形,円頭からやや凹頭,長さ 12 - 13 mm。雄ずいと雌ずいは多数。果実は直径 1.2 - 1.4 cm の球形で,橙黄色に熟し,甘酸っぱくておいしい。
花期:2 - 4月 別名:シマアワイチゴ
分布:九州(屋久島・種子島以南),沖縄
Rubus キイチゴ属オオバライチゴ  オキナワバライチゴ  クサイチゴ  クマイチゴ  コガネイチゴ  コバノフユイチゴ  ナガバモミジイチゴ  ナワシロイチゴ  ニガイチゴ  ハスノハイチゴ  バライチゴ  ヒメバライチゴ  フユイチゴ  ベニバナイチゴ  ホウロクイチゴ  ミヤマニガイチゴ  リュウキュウイチゴ


3-19-17 与那覇岳, 沖縄県国頭村

3-19-17 与那覇岳, 沖縄県国頭村

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3-19-17 与那覇岳, 沖縄県国頭村

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