ハイノキ科 Symplocaceae

クロキ(黒木)
Symplocos kuroki Nagam.

沿岸域の照葉樹林に生育する常緑小高木。高さ 8 - 12 m。幹は直径 10 - 30 cm。樹皮は黒褐色で滑らかで,小さい皮目がある。若枝は淡黄緑色で稜があり,無毛。葉は互生し,長さ 4 - 7 cm,幅 2 - 3 cmの楕円形または長楕円形,先は鈍頭 - 鋭頭,基部はくさび形。縁は全縁または上部に波状の浅い鋸歯がある。革質で,表面は光沢があり,主脈は隆起し,両面とも無毛。葉柄は長さ 7 - 15 mm。前年枝の葉腋にきわめて短い穂状花序をだし,白い小さな花を密集させてつける。萼は5裂し,萼片は卵円形。花冠は直径 7 - 8 mmで5深裂する。雄ずいは花冠よりも長く,25 - 40本。雌ずいは1個,花柱は細長く,柱頭は頭状。果実は核果で,長さ 1 - 1.5 cm の長楕円形,10 - 11月に黒紫色に熟す。種子は楕円形で長さ約 5 mm。
花期:3 - 4月
分布:本州(中国地方)・四国・九州;済州島,台湾
Symplocos ハイノキ属: クロキ  サワフタギ  タンナサワフタギ  ハイノキ 


3-3-19 自由の森遊歩道,福岡県

3-3-19 自由の森遊歩道,福岡県

3-3-19 自由の森遊歩道,福岡県

3-3-19 自由の森遊歩道,福岡県

3-15-09 念珠岳,熊本県上天草市

3-15-09 念珠岳,熊本県上天草市

11-23-10 馬ヶ岳,福岡県みやこ町

11-23-10 馬ヶ岳,福岡県みやこ町

被子植物  生物