イラクサ科 Urticaceae

ヤブマオ(藪麻苧)
Boehmeria japonica (L.f.) Miq. var. longispica (Steud.) Yahara

山野に普通に生育する多年草。高さ 1 - 1.2 m。茎は直立し,短毛を密布し,分枝しない。葉は対生し,長さ10 - 15 cm ,卵状長楕円形 - 卵形,先は尾状となり,基部は円形または浅心形,縁には粗い鋸歯があり,葉の先ほど粗くて大きな鋸歯になる。裏面には短毛が密生し,質はやや厚い。葉柄は葉身より少し短い。雌雄同株。茎の上部に雌花序,下部に雄花序がつく。雄花は球状に集まり,4花被片と4雄ずいがある。雌花は球形に集まり,果期にはこの集団がくっついて太くて長い穂をつくる。雌花は2個の花被片が合着して花被筒になり,白色の柱頭が長く突き出る。そう果の集団は密接して長い穂状になる。
花期:8 - 10月
分布:北海道・本州・四国・九州;中国
Boehmeria カラムシ属: カラムシ  ナガバヤブマオ  ヤブマオ 


7-28-13 岩壺山 標高 330 m,宮崎県日南市北郷町

7-28-13 岩壺山 標高 330 m,宮崎県日南市北郷町

7-28-13 岩壺山 標高 330 m,宮崎県日南市北郷町

7-28-13 岩壺山 標高 330 m,宮崎県日南市北郷町
被子植物  生物