シシガシラ科 Blechnaceae

オオカグマ
Woodwardia japonica (L.f.) J.Sm.

平地から低山地の林下に生育する常緑性の多年草。根茎は太く,短く,斜上から横走し,鱗片を密につけ,葉を叢生する。鱗片は披針形,褐色,膜質で葉柄の基部に密生する。鱗片は中軸から羽軸にもつく。葉柄は長さ 20 - 50 cm,淡緑色,若いうちは赤味を帯びる。葉身は狭長楕円形から卵状披針形,鋭頭,2回羽状中裂,長さ 30 - 70 cm,幅約 25 cm。羽片は無柄,羽状中裂し,披針形または三角状披針形,基部は多少狭くなり,前側はくさび形で中軸に平行,後側は円形,葉質は革質。裂片は鋸歯縁。葉の表面に無性芽はできない。葉脈は1−3列の網の目をつくり,辺縁では遊離。胞子嚢群は長さ 2 - 5 mm,羽片の裂片の中肋に沿って並ぶ。
分布:本州(紀伊半島南部・中国地方西部)・四国(西南部)・九州,屋久島,種子島; 済州島・台湾・中国・ビルマ・インドシナ
Woodwardia コモチシダ属: オオカグマ  コモチシダ  ホソバオオカグマ 


12-28-14 内住峡,福岡県飯塚市

12-28-14 内住峡,福岡県飯塚市

10-31-04 黒髪山,佐賀県

10-31-04 黒髪山,佐賀県

2-21-10 雁回山 標高 65 m,熊本県富合町

2-21-10 雁回山 標高 65 m,熊本県富合町

2-21-10 雁回山 標高 65 m,熊本県富合町

2-21-10 雁回山 標高 65 m,熊本県富合町

11-9-14 千石峡 標高 50 m,福岡県宮若市

11-9-14 千石峡 標高 50 m,福岡県宮若市

11-9-14 千石峡 標高 50 m,福岡県宮若市

11-9-14 千石峡 標高 50 m,福岡県宮若市

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