ハナヤスリ科 Ophioglossaceae

フユノハナワラビ(冬の花蕨)
Botrychium ternatum (Thunb.) Sw.

日当たり良い山地や原野,路傍などの草地に生育する小型の冬緑性草本。根茎は短く,直立し,葉を年に1枚出す。葉は高さ10 - 55 cm,担葉体は短く,長さ2 - 4 cm,径約 2 mm。栄養葉と胞子葉は地面近くで分岐し共通柄は短い。栄養葉は,柄は長さ3 - 8 cmあるいはそれ以上,無毛,葉身は3出状に3 - 4回羽状に深裂し,ほぼ五角形,鋭頭,長さ 5 - 10 cm,幅 8 - 12 cm,暗緑色で,やや厚い草質,羽片はほぼ3角形,下部のものは長い柄がある。裂片は広楕円形または広卵形で円頭,浅い鈍鋸歯。胞子葉は栄養葉より長く,柄は長さ12 - 25 cm,胞子嚢穂は2回 - 3回羽状に分岐し,円錐状に球形の胞子嚢を多数つけ,10 - 11月に熟した後に枯れる。
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,台湾,インド,ネパール,ベトナム
Botrychium ハナワラビ属: オオハナワラビ  フユノハナワラビ 


11-19-23 関崎,大分県大分市大字佐賀関

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11-19-23 関崎,大分県大分市大字佐賀関

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11-10-24 おおの自然観察の森,広島県廿日市市

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