ラン科 Orchidaceae

ウチョウラン(羽蝶蘭)
Hemipilia graminifolia (Rchb.f.) Y.Tang, H.Peng et T.Yukawa var. graminifolia

山地の湿った岩壁や樹上に生育する多年草。茎は斜上し。高さ 7 - 20 cm。細い葉を数枚つける。葉は広線形で長さ 7 - 12 cm,幅 3 - 8 mm。上方はやや湾曲し,基部は短い鞘となり茎を抱く。花は紅紫色で径1 cmほど,茎の先に数花を一方向に傾いて総状につく。唇弁に濃紅紫色の斑紋と距がある。苞は狭披針形,長さ 7 - 12 mm。背萼片は卵円形,長さ 6 mm。側萼片は斜形で,背萼片と同長。側花弁は斜卵形,萼片と同長。唇弁は萼片よりも長く,深く3裂する。距は前方に湾曲し,長さ 1 - 1.5 cm。蕊柱は短い。花粉塊は棍棒状で淡青緑色。地下に小豆大から小指頭大の球根をつける。
花期:6 - 8月
分布:本州(関東以西)・四国・九州;朝鮮半島
Hemipilia ニイタカヒトツバラン属: ウチョウラン  ヒナチドリ  ヒナラン  ミヤマモジズリ 


6-28-15
熊本県

6-28-15
熊本県

果実;10月下旬
熊本県

果実;10月下旬
熊本県

6-28-15
熊本県

6-28-15
熊本県

7-8-12 13:57 英彦山北岳と中岳の鞍部,ブナ樹上 標高 1100 m
熊本県

7-8-12 13:57 英彦山北岳と中岳の鞍部,ブナ樹上 標高 1100 m
福岡県田川郡添田町
被子植物  生物