キバナノアマナ(黄花の甘菜) |
山野に生育する多年草。長さ 10 - 15 mmの卵形の鱗茎がある。根出葉は1個で,線形でやや厚く,長さ15 - 30 cm,幅は5 - 7 mm,下部は茎の下部をつつむ。早春に葉と同時に花茎を出す。花茎は高さ 15 - 25 cm,花茎の頂に,長さ 1 - 5 cmと不規則な長さの花柄を散形状に伸ばし,数個10個の花を咲かせる。苞は2個,互いに接近してつき,披針形,長さ3 - 6 cm,上部のものは線状披針形で小さい。花被片は6個,線状楕円形,長さ約14 mm,鈍頭で内面は黄色,外面は淡緑色。雄ずいは花被片より短い。さく果はやや球形で3稜があり,長さ約7 mm。北方寒冷地要素の植物で九州北部に隔離分布する。 花期:3 - 5月 英名:Yellow Star-of-Bethlehem 分布:北海道・本州・四国・九州(福岡県・大分県),千島;サハリン,朝鮮半島,中国東北部,シベリア東部,ヨーロッパ 近縁種 : アマナ キバナノアマナ ホソバノアマナ |
3-8-20 背振山地,福岡県 |
3-8-20 背振山地,福岡県 |
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