ツユクサ科 Commelinaceae

シマイボクサ(島疣草)
Murdannia loriformis (Hassk.) R.S.Rao et Kammathy

湿った畑や荒地,水田に生育する多年草。茎は下部で分枝し,拡散しまたは斜上し,長さ15 - 50 cm,無毛または片側に微軟毛がある。根出葉は狭線形 - 披針形,長さ3 - 15 cm,幅3 - 12 mm,鋭頭,葉縁基部から葉鞘の縁にかけて繊毛がある。茎葉は根出葉より短く,鞘の口の片側だけに縁毛がある。花は直径約5 - 9 mm,茎頂または葉腋から集散花序となる。花序柄は長さ約2.5 cm。苞は長さ約4 mm。萼片は3個の楕円形で先がやや円く,長さ3 - 4 mm。花弁は3個,白色 - 淡紫色,やや円形。花糸に毛があり,稔性の雄ずいは2個,仮雄ずいは3個。雌ずいは1個。さく果は楕円形で3稜があり,長さ約 3 mm,3室があり各室に2個の種子が入る。
花期:5 - 11月
分布:屋久島,種子島,琉球;台湾,中国,フィリピン,マレーシア,インド
Murdannia イボクサ属: イボクサ  シマイボクサ 


9-29-24 屋久島,鹿児島県

9-29-24 屋久島,鹿児島県

9-29-24 屋久島,鹿児島県

9-29-24 屋久島,鹿児島県
被子植物  生物