ツユクサ科 Commelinaceae

イボクサ(疣草)
Murdannia keisak (Hassk.) Hand.-Mazz.

湿地,池畔や水田に生育する1年草。茎は赤味を帯びることが多く,下部が分枝して地をはい,上部は斜上し高さ 20 - 30 cmになる。葉は狭披針形で長さ3 - 7 cm,幅5 - 10 mm,先は尖り,基部は長さ 1 cm内外の葉鞘となり,その全面およびふちには粗毛がある。花は直径約 13 mm,葉腋や茎頂に普通1個つき,1日でしぼむ。萼片は緑色,披針形で先がとがり,長さ 4 mm内外。花弁は3個,淡紅色,卵形で先は円く,萼片より少し長い。雄ずい3個は花糸の下部に白い毛があり,葯は線形,淡青紫色で長さ1.5 - 1.8 mm。淡紫色で棒状の3個の仮雄蕊がある。さく果は楕円形で長さ 8 - 10 mm,長さ 15 - 20 mm の柄があり基部から曲がって下垂し,3室で各室に数個の種子がある。
花期:8 - 10月  英語名:wartremoving herb, Asian-spiderwort
分布:北海道・本州・四国・九州,琉球;朝鮮半島,中国,ネパール,ラオス,カンボジア
Murdannia イボクサ属: イボクサ  シマイボクサ 


9-4-22 大分県

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