スイカズラ科 Caprifoliaceae

ヤブウツギ(薮空木)
Weigela floribunda (Siebold et Zucc.) K.Koch

山地の日当りのよいやや湿った林縁に生育する落葉低木。高さ2 - 4m。樹皮は灰褐色 - 灰黒色で,縦に裂けて剥がれ落ちる。枝は茶褐色。若い枝は開出毛が多い。葉は対生し,葉身は長さ 5 - 12 cm,幅 3 - 6 cmの楕円形 - 広楕円形,鋭尖頭,基部は広いくさび形,葉縁は細鋸歯,裏面脈上や葉柄には開出毛が多い。葉柄は長さ2 - 5 mm。枝先や葉腋に花を2 - 3個ずつつける。萼裂片は披針形,長さ 3 - 15 mmで開出毛がある。雄ずいは5個,花筒とほぼ同長。雌ずい1個で,白色の柱頭は花筒からやや突き出る。果実はさく果,長さ 2 - 2.5 cmの長楕円形,熟すと裂開して翼のある種子を多数出す。
花期:5 - 6月  果期:11月 別名:ケウツギ 英名:Crimson weigela
分布:本州(山梨県以西)・四国;日本固有
Weigela タニウツギ属: キバナウツギ  タニウツギ  ヤブウツギ 


6-16-24 皿ヶ峰,愛媛県

6-16-24 皿ヶ峰,愛媛県

6-16-24 皿ヶ峰,愛媛県

6-16-24 皿ヶ峰,愛媛県
被子植物  生物