スイカズラ科 Caprifoliaceae

タニウツギ(谷空木)
Weigela hortensis (Siebold et Zucc.) K.Koch

主に日本海側の山野の日当たりのよい林地や崖崩れしたガレ地に生育する落葉低木。下部からよく分枝して株立ちし,高さ2 - 5 m。本年枝は紫褐色を帯び,古い枝の樹皮は灰褐色で,縦に薄く裂けてはがれ落ちる。葉は対生し,長さ5 - 12 cmの楕円形または卵状楕円形,尾状の急鋭尖頭,基部は広いくさび形または円形で,縁に細かい鋸歯がある。表面はほとんど毛がなく緑色で,裏面は毛が密生し,灰緑色。本年枝の先端や上部の葉腋から散房花序を出し,桃紅色または紅色の花を2 - 3個ずつつける。萼は5全裂し,萼片は長さ約 5 mmの線形。花冠は長さ2.5 - 3.5 cmの漏斗形で,筒部は短く,先は5裂する。雄しべは5個。花糸は花冠のなかばまで合着する。雌しべは1個。花柱は花糸よりやや長く,先端に円盤状の柱頭がある。果実はさく果で長さ約 2 cmの円筒形。
花期:5 - 7 月 果期:10 月
分布:北海道・本州(主に日本海側,南限は六甲山系)
Weigela タニウツギ属: キバナウツギ  タニウツギ  ヤブウツギ 


6-16-12 森吉山 標高 890 m,秋田県北秋田市森吉

6-16-12 森吉山 標高 890 m,秋田県北秋田市森吉

6-16-12 森吉山 標高 890 m,秋田県北秋田市森吉

6-16-12 森吉山 標高 890 m,秋田県北秋田市森吉

6-26-11 荒島岳 標高 1455 m,福井県大野市

6-26-11 荒島岳 標高 1455 m,福井県大野市

6-26-11 荒島岳 標高 1520 m,福井県大野市

6-26-11 荒島岳 標高 1520 m,福井県大野市
被子植物  生物