アカネ科 Rubiaceae ヘクソカズラ（屁糞葛） Paederia foetida L.

山野の日当たりのよい藪や草地に生育するつる性の多年草。茎は左巻きで他物にからみつき長く伸び，基部は木質化し，葉とともに多くは多少の毛がある。葉は長さ 4 - 10 cm，通常多少毛がある。葉は対生し，披針形から広卵形まで変化が多く，長さ 4 - 10 cm，幅 1 - 7 cm，先は短くとがり，全縁，基部はやや心形。長さ 0.5 - 5 cmの葉柄の基部には三角形の托葉がつく。葉腋から短い集散花序をだし，まばらに多くの花をつける。苞は小さな鱗片状で，ときに葉状となる。花冠は長さ約 1 cm，白色，漏斗形で先は開いて浅く５裂し，内面は紅紫色で，腺毛が上部に密にある。花糸は花筒に合着し，花柱の基部に盛り上がった花盤が見られる。果実は球形，径約 5 mmで黄熟し，中には2個の核があり，1個ずつ種子が入る。葉などをつぶすと，強い悪臭がある。 花期：8 - 9月　別名：ヤイトバナ（灸花），サオトメカズラ（早乙女葛）英語名：Skank vine 分布：北海道・本州・四国・九州，沖縄；朝鮮半島，中国，台湾，フィリピン Paederia ヤイトバナ属： ヘクソカズラ　 ハマサオトメカズラ

7-13-14 暁嵐の滝，大分県佐伯市	7-13-14 暁嵐の滝，大分県佐伯市
7-27-20 南大隅，鹿児島県	7-27-20 南大隅，鹿児島県
8-18-19 若杉山，福岡県	8-18-19 若杉山，福岡県

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