タヌキモ科 Lentibulariaceae

ミミカキグサ(耳掻草)
Utricularia bifida L.

湿地に生育する多年生の食虫植物。地中に白い糸状の地下茎をのばし,ところどころに捕虫嚢をつけ,長さ 6 - 8 mmの線形の葉を地上にのばす。捕虫嚢は球形で径約1 mm,ときに地上葉にもつく。花茎は高さ 5 - 15 cm,分枝せず,数個の鱗片葉をつける。花茎の上部に数個の花をつける。花は径 3.5 - 4 mm,花柄は長さ 2 - 3 mm。花後花柄は長さ 3 - 7 mmに伸びて開出する。萼は上下に2裂し,広卵形で長さ 3 - 4 mm。花後萼は約5 mmに広がり,耳掻状になる。花弁は黄色,上唇は長楕円形で鈍頭,長さ3 - 5mm,下唇は長さ4 - 6 mm,縁は広卵形に広がり,距は長さ3 - 5 mmの円錐形で下方へ湾曲する。さく果は長さ約 3.5 mmで宿存萼に包まれる。種子は長さ約 0.5 mm,格子状の立体模様がある。
花期:8 - 10月  英語名:bladderwort, common yellow bladderwort
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;アジア,オーストラリア
Utricularia タヌキモ属: イヌタヌキモ  ホザキノミミカキグサ  ミミカキグサ 


10-13-24 熊本県山鹿市

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被子植物  生物