ナス科 Solanaceae

ムラサキヒヨドリジョウゴ(紫鵯上戸)
Solanum lyratum Thunb. f. purpuratum Konta et Katsuy.

山野の林縁に生育するつる性多年草。全体に密に軟毛がはえる。下部の葉の葉先はややとがり,基部は浅い心形で,深く1 - 2裂して大小不同の 3 - 5片に裂ける。葉身は長さ3 - 10 cm,幅 2 - 6 cm。上部の葉は卵形で全縁。葉柄と葉身の両面に密に軟毛が生える。葉の反対側または茎の途中からまばらに枝わかれした集散花序を出す。萼は皿形で5裂する。花冠は紫色,5深裂し長さ約 5 mmで,開くと背側に反り返る。花筒の入り口には緑色の斑紋がある。雄ずいは花柱を取り巻き,葯は黄色で楕円形。液果は球形で径約 8 mm,熟すと鮮紅色になる。
母種はヒヨドリジョウゴ Solanum lyratum で,花冠は白色。
花期:8 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,インドシナ
Solanum ナス属: オオマルバノホロシ  ヒヨドリジョウゴ  マルバノホロシ  ムラサキヒヨドリジョウゴ


10-14-18 周防大島 標高 40 m,山口県周防大島町

10-14-18 周防大島 標高 40 m,山口県周防大島町

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被子植物  生物