ナス科 Solanaceae

マルバノホロシ(円葉白英)
Solanum maximowiczii Koidz.

山地の林縁に生育するつる性の多年草。茎はつる状で無毛,葉は長楕円形または狭卵形,長さ 5 - 10 cm,幅 1.5 - 4 cm,先は細くとがり,先端はやや鈍く,基部はくさび形に狭まって翼のある柄につながり,若い葉の上面に点状の突起があるが,のちに両面とも無毛,鋸歯はない。茎の途中または葉の反対側からまばらに分枝する集散花序を出し,直径約1 cmの淡紫色,まれに白色の花をつける。萼は皿形で5浅裂する。花冠は5深裂し開花後に背面に強く反り返る。葯は長楕円形で先は細くならず,長さ 3 mm。液果は球形で熟すと赤色となり,径 7 - 10 mm。
花期:8 - 9月
分布:本州(関東地方以西)・四国・九州
Solanum ナス属: オオマルバノホロシ  ヒヨドリジョウゴ  マルバノホロシ  ムラサキヒヨドリジョウゴ 


8-31-14 菊池渓谷 標高 530 m,熊本県

8-31-14 菊池渓谷 標高 530 m,熊本県

8-31-14 菊池渓谷 標高 530 m,熊本県
被子植物  生物