ハナウド(花独活) |
川沿いや林の縁などのやや湿った草地に生育する大型の多年草。茎は中空で太く,直立し,上部は分枝し,まばらに毛がある。高さ 0.5 - 1.5 m。葉は3出葉か単羽状複葉で,葉柄の基部はふくらんで鞘状になる。根出葉は 5 - 7小葉,茎葉は 3 - 5小葉からなる。小葉は卵形 - 広卵形で,浅 - 中裂し,粗い距歯があり,両面に多少とも毛がある。茎の上部に直径約20 cmの大型の複散形花序をだし,白色の小さな花を多数つける。小散形花序の外側の花の花弁は大きくて2裂する。果実は広楕円形,両端は浅くへこむ。染色体数 2n = 22。 花期:5 - 6 月 分布:本州(関東以西)・四国・九州;朝鮮半島,中国東北部 Heracleum ハナウド属: オオハナウド ハナウド |