フウロソウ科 Geraniaceae オランダフウロ（和蘭陀風露） Erodium cicutarium (L.) L'Hér.

山地の草原や林縁に生育する多年草。茎は60 - 80 cm，下部の葉柄と共に下向きの粗い開出毛がある。裂片はさらに1 - 2回３出状に切れ込み，表面と縁および裏面脈上にあらい毛が多い。葉は長い葉柄があり，葉身は幅5 - 12 cmで掌状に5 - 7裂し，裂片はさらに細裂し，表面や裏面脈上に粗い毛がある。托葉は離生する。花は花柄の先に1 - 2個ずつつき，淡紅紫色で，直径2.5 - 3 cm。花弁は濃色の脈があり，基部に白毛がある。花柄，小花柄に開出または下向きの毛が生え，萼片の脈上にも細毛がある。小花柄は果時に反曲する。萼片は5個，長さ7 - 10 mm。雄ずいは10個，長さ約 8 mm，葯は褐色で長さ1.6 - 2.1 mm。 花期：8 - 9月 分布：本州（東北地方南部 - 中部地方）・四国・九州；朝鮮半島，アムール，中国東北部 Erodium オランダフウロ属： オランダフウロ Geranium フウロソウ属： アメリカフウロ　 イヨフウロ　 エゾフウロ　 ゲンノショウコ　 コフウロ　 シロバナタカネグンナイフウロ　 タチフウロ　 チシマフウロ　 ツクシフウロ　 トカチフウロ　 ハクサンフウロ　 ビッチュウフウロ

5-26-19 熊本県	5-26-19 熊本県
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