ツチトリモチ科 Balanophoraceae

リュウキュウツチトリモチ(琉球土鳥黐)
Balanophora fungosa J.R. et G.Forst.

亜熱帯性で,海岸近く石灰岩地域のの樹林下に生育する寄生性の多年草。クロヨナ,オオバギ,リュウキュウガキなどの根茎に寄生している。高さ8 - 15cm地下茎は塊状で,皮目がない。花茎は地下茎の頂端から複数個出る。花序は短くてほぼ球形をしている。鱗片葉は橙黄色で,初めは花茎に密着しているが,盛りを過ぎると反り返り,開出する。花穂は球形ないし短楕円形で,表面は肉色または帯紅色。雌雄同株で,花穂の下部の周囲にいぼ状の雄花がつく。雄花は柄を長く伸ばす。花被は4裂し,葯は4個で,花糸は1個に合着して,太く短い。花粉は白色。葯は不規則に裂開する。雌花は無数で,小棍体の間に細毛状に見える。柱頭ははじめオレンジ色だが,受粉後には茶褐色になり,やがて黒化する。
花期:12 - 1月
分布:沖縄本島,八重山諸島
Balanophora ツチトリモチ属: キイレツチトリモチ  ツチトリモチ  ミヤマツチトリモチ  ヤクシマツチトリモチ  リュウキュウツチトリモチ 


樹林下のリュウキュウツチトリモチ;12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m

12-9-18 沖縄本島 標高 10 m
被子植物  生物