グミ科 Elaeagnaceae

ナワシログミ(苗代茱萸)
Elaeagnus pungens Thunb. 

海岸や沿海地の明るい二次林や林縁などに生育する常緑低木。高さは2 - 3m,樹皮は灰褐色,よく分枝し,枝の先は,しばしば棘になる。葉は単葉で互生,葉身は長楕円形,長さ5 - 8 cm,幅2 - 3.5 cm。葉の表面は濃緑色で光沢がある。葉縁は波状に縮む。裏面は反り返る。葉先は尖鋭頭。側脈は6〜8対。葉の表面は深緑色で光沢がある。裏面は銀色の鱗状毛が密生し,その上に褐色の鱗状毛が混じる。葉腋に下向きに咲く淡黄褐色の花を数個つける。萼筒は長さ6 - 7mm,4個の稜があり,基部でくびれて子房につながる。外面には銀色の鱗状毛が密生し,褐色の鱗状毛がまじる。萼片は卵状三角形。雄しべは4本。果実は偽果。長さ1.5cmほどの長楕円形で,赤く熟し可食。根には放線菌が共生しており,空中チッ素の固定能力がある。
花期:10 - 11 月 果期:4 - 5 月
分布:北本州(関東以西の海岸沿い)・四国・九州;中国
Elaeagnus グミ属: アキグミ  ナワシログミ 

10-14-12 米山 標高 80 m,大分県宇佐市

10-14-12 米山 標高 80 m,大分県宇佐市

10-14-12 米山 標高 80 m,大分県宇佐市

10-14-12 米山 標高 80 m,大分県宇佐市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

11-8-20 高平山 標高 230 m,大分県佐伯市

被子植物  生物