ユキノシタ科 Saxifragaceae

タチネコノメソウ(立猫の目草)
Chrysosplenium tosaense (Makino) Makino ex Suto

山地の渓流畔や林内のしめった場所に生育する多年草。地中に走出枝を出し,花後にその基部がふくらみ,葉を出して独立する。葉は互生で茎は無毛。根生葉は柄があり,葉身は長さ4 - 17 mm,幅5 - 25 mmでほぼ円形で,基部は心形。5 - 9個の丸い鋸歯がある。茎葉と下部の苞は根生葉と同形でより小さく猫の手のような外観を呈する。上部の苞は卵形で3 - 5個の丸い鋸歯がある。花茎は高さ5 - 10 cmで,茎頂に集散花序に花をつける。花は径約3 mmで短い柄があり,花盤は黄緑色 - 淡緑色。花柱は極小。雄しべは普通8個で葯は黄色。萼裂片は平開する。
花期:4 - 6 月
分布:本州(関東以西)・四国・九州
Chrysosplenium ネコノメソウ属
イワネコノメソウ  イワボタン  コガネネコノメソウ  シロバナネコノメソウ  タチネコノメソウ  ボタンネコノメソウ   ヤマネコノメソウ   ヨゴレネコノメ  


4-17-11 12:30 英彦山ケルンの谷 標高970 m
大分県中津市山国町槻木

4-17-11 12:30 英彦山ケルンの谷 標高970 m
大分県中津市山国町槻木

被子植物  生物