ベンケイソウ科 Crassulaceae

エゾノキリンソウ(蝦夷の黄輪草)
Phedimus kamtschaticus (Fisch.) 't Hart

海岸崖地から高山帯の岩礫地などに生育する多年草。根茎は肥厚せず,細くて,よく分枝し,地表をはい,草丈 5 - 10 cmの地上茎を立てる。葉は互生し,倒披針形の多肉質で,ふつう深緑色,長さ 1 - 2 cm,幅 6 - 10 mm,鋭頭 - 鈍頭で,基部はくさび形で鋸歯がなく,先端部の半分程度の縁には欠刻状の鋸歯がある。茎先に小さな黄色い花が10個ほど固まってつく。花は不等の5数性。花弁は先が尖る。 雄ずいは10本,裂開直前の葯は赤色。雌ずいの先は尖る。袋果は赤褐色に熟し,上部が裂開し星形に見える。
花期:7 - 8 月
分布:北海道・本州・四国(高山);朝鮮半島,中国,ロシア
Phedimus キリンソウ属: エゾノキリンソウ  キリンソウ 


8-12-12 幌尻岳 標高 640 m,北海道平取町


8-12-12 幌尻岳 標高 640 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 640 m,北海道平取町

被子植物  生物