ツツジ科 Ericaceae

ギンリョウソウ(銀竜草)
Monotropastrum humile (D.Don) H.Hara                     

山地の薄暗いやや湿り気のある腐植土に生育する腐生植物。全体が光沢のある白色で葉緑体をもたない。茎は高さ 8 - 20 cm。葉は鱗片葉が多数互性する。茎の先に下向きに花を1個つける。花冠の裂片は筒状で3 - 5個。雄しべは10個。花柱は短い円柱形で,先がやや広がって柱頭となり,その縁は青色。果実は液果,球形で白色,下を向いたまま熟す。
花期:5 - 8 月
分布:北海道・本州・四国・九州千島列島;朝鮮半島,中国,台湾,サハリン
ギンリョウソウは紫外線を含む光を全反射し,昆虫の目で見ても白いが,紫外線を吸収する腐葉土に囲まれ,暗い森の中で咲くギンリョウソウは,全反射することで昆虫の目にも目立つ(田中肇・森田竜義)。
Monotropoideae シャクジョウソウ亜科 ギンリョウソウ  ギンリョウソウモドキ  シャクジョウソウ 


6-4-06 11:19 十方山 標高 1180 m,広島県廿日市市吉和

5-24-09 15:09 国見岳 標高 1430 m,熊本県八代市泉町樅木

4-30-06 10:11 弟見山 標高 660 m,島根県吉賀町柿木村

3-31-19 長崎県平戸市

4-14-19 長崎県

4-14-19 長崎県

5-3-19 安満岳山 標高 360 m,長崎県平戸市

5-3-19 安満岳 標高 360 m,長崎県平戸市

5-24-15 大尾岳,鹿児島県

6-26-11 荒島岳,福井県

6-19-16 青木ヶ原,山梨県

7-16-18 北海道道東

5-5-15 鹿児島県

6-20-10 馬糞ヶ岳,山口県

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