タデ科 Polygonaceae

イタドリ(虎杖)
Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr. var. japonica     

山野の日当たりのよい荒地や斜面に生育する多年草。根茎を横に長くのばし,新苗を出す。茎は斜上または直立し,上部はよく分枝し,高さ 30 - 150 cm。新苗は太く中空で,紅紫斑があってやわらかく,可食。葉は互生し,有柄,卵形または広卵形,鋭尖形,基部は切形 - 浅心形,長さ 6 - 15 cm,幅 5 - 9 cm,両面脈上に短毛があり,裏面は緑色。托葉鞘は膜質,早落性。花は雌雄異株で,葉腋から円錐状の総状花序を出し多くの花をつける。萼は白色で時に赤味を帯び,雄花の萼は深裂して裂片は開出し,雌花では萼は中裂して裂片はあまり開かず,果時に大きくなって外側の3裂片は背面に翼を出し,全体は倒卵形で先は凹み,長さ5 - 10 mm。雄花には雄ずいが8個あり,花柱はごく小さく,雌花には3個の花柱があり,雄ずいはごく小さい。そう果は3稜形,黒褐色で,光沢があり,長さ約 2.5 mm。
花期:7 - 10月 英語名:Japanese knotweed
分布:北海道 - 九州,奄美諸島,朝鮮半島,中国,台湾,北アメリカに帰化
Fallopia ソバカズラ属: イタドリ  オオイタドリ 


9-12-21 岩屋山,福岡県

9-12-21 岩屋山,福岡県

9-12-21 岩屋山,福岡県

9-12-21 岩屋山,福岡県

9-11-16 幸助山,山梨県鳴沢村

9-11-16 幸助山,山梨県鳴沢村
被子植物  生物