ナデシコ科 Caryophyllaceae

シラオイハコベ (白老繁縷)
Stellaria fenzlii Regel

針葉樹林下の岩上に生育する多年草。茎は直立し,節に短い毛があって,上部は枝をわけ,高さ15 - 35 cm になる。葉は柄がなく,広披針形〜披針形で,先は鋭尖形,長さ 2 - 7 cm,幅 6 -10 mm。花は頂生の集散花序となり,小花柄は長さ 1 - 6 cm。萼片は広披針形,先は鋭尖形,長さ 2.5 - 4 mm。花弁は白色で,2深裂し,萼より短い。雄蕊はふつう10個。花柱は 3 - 5 個。さく果は長卵形で, 6 - 8裂する。種子は卵形で突起がなく,長さ0.7 - 1 mm。
平凡社・日本の野生植物,草本2: 38
花期:6 - 8 月  別名:エゾフスマ
分布:北海道・本州(中部以北);千島,サハリン,オホーツク,ウスリー,アムール,カムチャッカ
Stellaria ハコベ属: イワツメクサ  ウシハコベ  エゾイワツメクサ  サワハコベ  シコタンハコベ  シラオイハコベ  ミヤマハコベ 


8-26-07 12:17 羅臼岳 羽衣峠 標高 1120 m
北海道斜里町

8-26-07 12:17 羅臼岳 羽衣峠 標高 1120 m
北海道斜里町
被子植物  生物