ナデシコ科 Caryophyllaceae

サワハコベ (沢繁縷)
Stellaria diversiflora Maxim.

急傾斜地や谷筋などで,落葉樹林下の湿った場所に生育する多年草。茎は無毛で下部は地を這い,節からひげ根を出す。茎の上部は斜上して分枝し,長さは5 - 30 cm。葉は対生し葉柄がある。葉身は長さ1 - 4cm,幅0.8 - 2.5cm,三角状卵形で先端は尖る。表面に伏毛があり,裏面は無毛。上部葉腋に花柄をだし,直径1-1.5 cmの白色花を開く。花弁は5枚で,各花弁は中裂し,萼片とほぼ同長で長さ4 - 7 mm。雄蕊は2-10個,花柱の柱頭は3個。花糸の基部に毛がある。萼片は5個で長楕円状披針形になり,先端は尖る。果実は球状のさく果で6裂する。種子は長さ2 mmで楕円形,小突起が密生する。
花期:5 - 7月  別名:ツルハコベ
分布:本州・四国・九州
Stellaria ハコベ属: イワツメクサ  ウシハコベ  エゾイワツメクサ  サワハコベ  シコタンハコベ  シラオイハコベ  ミヤマハコベ 


4-21-13 14:05 塔ヶ峰 標高320 m
福岡県行橋市入覚

4-21-13 14:05 塔ヶ峰 標高320 m
福岡県行橋市入覚
被子植物  生物