マイヅルソウ(舞鶴草) |
低山帯や亜高山帯の針葉樹林下に生育する多年草。根茎は白色で長く横にはう。茎は高さ 10 - 25 cm,無毛,基部は膜質の葉鞘で包まれていて,2葉をつける。葉は卵心形,長さ3 - 7 cm,基部は深い心形で,先はとがり,葉柄は長さ 2 - 4 cm。花茎の先に径2mmほどの花を総状花序に10 - 20個つける。苞は披針形,長さ 3 - 6 mm,小苞は卵形,長さ 0.5 mm。花被片は4個,白色楕円形で,長さ約 2 mm,平開して先はそり返る。雄ずいは4個,花被より短いが,花被片が反りかえるためによく目立つ。花柱は長さ 0.8 mm,先は浅く3裂する。液果は球形で径5 - 7 mm,初めまだら模様,後に赤色に熟す。種子は3個,球形,径 3 mm。 花期:5 - 7月 分布:北海道・本州・四国・九州;ユーラシア北東部(ロシア東部,日本,朝鮮半島),北アメリカ北西部(アメリカ合衆国カリフォルニア州北部,オレゴン州,アラスカ州,アリューシャン列島など) Maianthemum マイヅルソウ属: マイヅルソウ ヤマトユキザサ ユキザサ |