トンボ 目(蜻蛉目)Orthoptera

リスアカネ
Sympetrum risi risi (Bartenef, 1914)   トンボ科 Libellulidae

薄暗い環境を好み,丘陵地や低山地の周囲を樹林に囲まれた植性豊かな池沼に生息する。体色は未熟なうちは雌雄とも黄褐色,成熟雄は腹部がやや朱色を帯びた赤色に,胸部は濃い褐色。成熟雌はやや濃い黄褐色。寒冷地では腹部背面の赤化する個体が現れることがある。翅端に褐色のノシメ斑がある。雌雄とも顔面に眉班はない。胸側の第1黒条が上縁にわずかに届かない。♂は,腹部には黒斑があまり発達せず,側面から見て腹部第3〜7節後縁部下方に黒点が並び第8,9節下部が黒い。羽化後は羽化水域の近くに留まり,遠へ移動しない。産卵は打空産卵。卵のまま越冬し,翌春水没した環境下で孵化し幼虫となる。
体長 31 - 46 mm,腹長:♂ 20 - 30 mm; 後翅長:26 - 34 mm
成虫出現時期:6月下旬 - 11月下旬
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,中国北部
Sympetrum アカネ属: コノシメトンボ  リスアカネ 


♂ 8-29-21 12:24 山田緑地 標高 90 m,福岡県北九州市

♂ 8-29-21 12:24 山田緑地 標高 90 m,福岡県北九州市

♂ 8-29-21 12:24 山田緑地 標高 90 m,福岡県北九州市

♂ 8-29-21 12:23 山田緑地 標高 90 m,福岡県北九州市

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