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チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
クスサン(樟蚕,楠蚕) |
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平地から高原までの雑木林に生息しているヤママユガ科に分類される薄緑色の大型のガ。ヤママユガ科のガは,口が完全に退化していて,成虫は摂食しない。翅の地色は褐色,黄褐色,灰黄褐色 - 緑味を帯びたものまで変異がある。翅の帯は波型、後翅の眼状紋が暗色。秋に現われ、夜、灯火によく飛来する。繭は糸を寄り合わせた楕円形で、壁面は網目状に穴が開いているので、スカシダワラ(透かし俵)と呼ばれる。 時期:年1回の発生,卵で越冬,出現期:9-10月 開張:100 - 130 mm 食草:クリ、クヌギ、コナラ、サクラ、ウメ、イチョウ、クスノキなど 幼虫:体長 - 80 mm,青白色で、白色の長毛がある。 分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄 ヤママユガ科 Saturniidae Actias属: オオミズアオ オナガミズアオ Antheraea ヤママユ属: ヤママユ Saturnia属: クスサン |