チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
ツマグロヒョウモン |
平地の草原や庭・空き地などに広く生息する。亜熱帯性,平地の蝶で多化性で,年に4,5回発生し,幼虫で越冬する。雄の翅の表側は豹柄だが,後翅の縁が黒い雌は前翅の先端部表面が黒(黒紫)色地で白い帯が横断し,ほぼ全面に黒色の斑点が散っている。翅の裏は薄い黄褐色の地にやや濃い黄褐色の斑点があるが,表の白帯に対応した部分はやはり白帯となる。また前翅の根元側の地色は桃色である。幼虫は鮮やかな色彩で,体中に突起があるが,突起で刺すこともなく,毒もない。 前翅長:27-38 mm 発生時期:4 -11月 英名:Indian Fritillary 食草:スミレ科植物の葉 分布:本州・四国・九州・南西諸島;朝鮮半島,中国,インドシナ半島,インド,ニューギニア, オーストラリア,アフリカ北東部 Heliconiinae ドクチョウ亜科: ウラギンスジヒョウモン ツマグロヒョウモン ミドリヒョウモン |