オシダ科 Dryopteridaceae

タチデンダ(立連朶)
Polystichum deltodon (Baker) Diels

山地の林中の石灰岩上に生育する常緑性の多年草。根茎は斜上,塊状となり,葉を叢生し,鱗片をつける。鱗片は葉柄・中軸にまばらにつき,狭三角状披針形,辺縁は不斉,葉柄基部の鱗片は長さ 6 mmに達するが,上部のものほど小さくなる。葉柄は長さ 5 - 10 cm,わら色。葉身は単羽状複生,線形 - 線状披針形,鋭尖頭,長さ15 - 40 cm,中軸もわら色。羽片は20 - 35対あり,開出,長楕円形でやや鎌状になり,円頭から鈍頭,基部は前側がやや耳状となり,後ろ側はくさび形,短い柄があり,辺縁はわずかに鋸歯縁,長さ約1 cm,幅約 4 mm,硬紙質,裏面には微小な鱗片がある。胞子嚢群はやや辺縁寄りで,羽片の先端側に1列に偏ってつく。包膜は円形で辺縁は不斉。
分布:本州(山口県)・四国(高知県)・九州(中・北部);中国・台湾・ベトナム・フィリピン
Polystichum イノデ属: オリヅルシダ  ジュウモンジシダ  タチデンダ  ツルデンダ  ヒメカナワラビ  ミヤジマシダ 


12-12-21 熊本県

12-12-21 熊本県

12-12-21 熊本県

12-12-21 熊本県

12-7-14 平尾台,福岡県

12-7-14 平尾台,福岡県

12-7-14 平尾台,福岡県

12-7-14 平尾台,福岡県

シダ植物  生物