ゼンマイ科 Osmundaceae

シロヤマゼンマイ (城山薇)
Osmunda banksiifolia (C.Presl) Kuhn

林の中の湿ったがけなどに生育する常緑性の大型のシダ根茎は大きく,斜上または直立。葉の長さは1 - 2 m,単羽状複葉,革質。羽片は中軸と40-50度で交わり,線形,長さ15-35 cm,幅1-2 cm。下部の羽片には短い柄があり,辺縁は肥厚し,大きな鋸歯があり,中軸と関節する。側脈は羽状に分岐し,下部の脈は二叉する。胞子嚢群は中央より下の数対の羽片につける。胞子嚢をつける羽片をもった葉は年に数回伸び,その羽片は縮んで幅狭く,幅2-4 mm,長さも普通の羽片の半分に近い。胞子は四面体型で緑色,胞子が散ったあと,胞子嚢をつける羽片は濃褐色となり,やがて脱落する。
分布:本州(静岡県,和歌山県)・四国(南部)・九州(中南部)・沖縄;アジアの熱帯・亜熱帯
Osmunda ゼンマイ属: シロヤマゼンマイ  ゼンマイ 


9-14-14 加江田渓谷 標高 60 m,宮崎県宮崎市鏡洲

9-14-14 加江田渓谷 標高 60 m,宮崎県宮崎市鏡洲

11-24-14 花切山 標高 275 m,宮崎県宮崎市鏡洲

11-24-14 花切山 標高 275 m,宮崎県宮崎市鏡洲

9-24-06 加江田渓谷 標高 30 m,宮崎県宮崎市鏡洲

9-24-06 加江田渓谷 標高 30 m,宮崎県宮崎市鏡洲

11-30-14 猪八重渓谷 標高 275 m,宮崎県日南市

3-15-15 御橋観音 標高 120 m,長崎県佐世保市

シダ植物  生物