ヒカゲノカズラ科 Lycopodiaceae

ミズスギ(水杉)
Lycopodiella cernua (L.) Pic.Serm.

日のよくあたる湿った斜面などに生育する常緑性の多年草。茎は主軸と側枝がある。主軸は匍匐茎で径1.5 - 2.5(葉を含めて4 - 6) mmの円筒形,地表を長くはい,不規則に分岐し,ところどころで直立した側枝を出す。直立茎は高さ 50 cmをこえることもあり,分岐して樹木状となり,葉とともに径 5 -9 mm,葉は螺旋状に密生してつき,長さ3 - 5 mm,幅約0.4 mm。匍匐茎の葉はやや密につき,披針形から狭長楕円形で鋭尖頭,全縁,淡緑色,中肋ははっきりせず,長さ 3 - 7 mm,幅 1.3 - 2.1 mm。直立茎の小枝は葉とともに径 3 -5 mm。小枝の葉は線状披針形で全縁,長さ 3 - 5 mm,幅 0.3 - 0.7 mm,やわらかくて内曲する。胞子嚢穂は直立茎の各所の小枝端に,下向きに1- 2個頂生し,卵形,長さ3 - 10 mm,径 2.5 - 3 mm。胞子葉は密につき,広卵形,鋭尖頭,色は淡く,辺縁に微突起がある。
英語名:nodding club-moss
分布:本州(関東南部・東海道以西)・四国・九州,琉球,小笠原;世界の熱帯・亜熱帯
Lycopodium ヒカゲノカズラ属: アスヒカズラ  スギカズラ  ヒモヅル  マンネンスギ  ミズスギ 


12-31-15 千尋滝,屋久島

12-31-15 千尋滝,屋久島

12-31-15 千尋滝,屋久島

12-31-15 千尋滝,屋久島

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