ヒカゲノカズラ科 Lycopodiaceae

アスヒカズラ (明日檜葛)
Lycopodium complanatum L.

林縁や草地に生育する地上生の常緑草本。匍匐茎は地中または地上を長くはい,まばらに分岐し,まばらに鱗片様の葉をつける。直立茎は斜上またはほぼ直立,通常扇形に分枝し,高さ10 - 30 cm。直立茎の小枝は扁平,葉とともに幅 2 - 4 mm,表面は緑色で裏面は淡緑色。葉は鮮緑色で,4列に並び,先端は刺状。背葉は線形で圧着,側葉は幅広く,多少内曲する。腹葉は針状で小さく,鋭尖頭の先端以外は茎に圧着。胞子嚢穂の総梗は各側枝に 1 - 2個直立し,5 - 10 cm,線形の小さい葉がまばらにあり,1 - 2回叉状に分岐して2 - 5 個の小梗となる。胞子嚢穂は小梗に頂生し,円柱形, 1 - 3 cm,径 2 -4 mm。胞子葉は密につき,広卵形,鋭尖頭,辺縁は膜質,不規則な鋸歯がある。染色体数は n = 23。
分布:北海道・本州(中部以北,滋賀・兵庫・岡山)・四国(徳島県);北半球の温帯
Lycopodium ヒカゲノカズラ属: アスヒカズラ  スギカズラ  ヒモヅル  マンネンスギ  ミズスギ 


8-14-14 8:28 ウペペサンケ 標高 1610 m
北海道河東郡上士幌町字幌加

8-14-14 8:28 ウペペサンケ 標高 1610 m
北海道河東郡上士幌町字幌加

8-14-14 7:32 ウペペサンケ 標高 1360 m
北海道河東郡上士幌町字幌加

8-14-14 7:32 ウペペサンケ 標高 1360 m
北海道河東郡上士幌町字幌加

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