ラン科 Orchidaceae

コケイランモドキ(小けい蘭擬き)
Oreorchis coreana Finet

山地のスギ林およびブナ,サワグルミ,カツラからなる冷帯落葉樹林下に生育する多年草。高さ36 - 60 cm。葉は長さ25 - 35cm,幅1.82.2cmの披針形で表面に縦じわがあり,先は尖る。無毛で緑色の円柱形の花茎が直立し,総状花序に17 - 29個の花をつける。花は逆向き,小花柄があり,花弁と萼片は黄橙色で,紫色の班点がある。背萼片は倒披針形,長さ 6.2 mm,幅 1.8 mm,鋭尖頭。側萼片は長さ 6.0 mm,幅 2.1 mm,鈍頭,横に水平に広がる。花弁は長さ 5.3 mm,幅 1.3 mm,鈍頭。唇弁は白色で紫色の班点があり,短く,3裂し,側裂片は小舌状。中裂片は扇形で縁は波打ち,後方に反る。唇弁の基部に板状の隆起がある。蕊柱は太く短い。花粉塊柄がある。
花期:6 - 7月
分布:北海道・本州(栃木県)・四国(高知県・愛媛県)・九州(福岡県・佐賀県);韓国(済州島)
<参考>Takashima M, Hasegaea J and Yukawa T (2016): Oreorchis coreana (Orchidaceae), A new addition to the flora of Japan. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 67(1): 61-66.
Oreorchis コケイラン属: コケイラン  コケイランモドキ> 


6-22-20 福岡県

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