アヤメ科 Iridaceae

ノハナショウブ(野花菖蒲)
Iris ensata Thunb. var. spontanea (Makino) Nakai ex Makino et Nemoto

山野の湿地や湿り気のある草地に生育する有毒の多年草。根茎は分岐し横に這い,褐色の多くの繊維に包まれる。葉は剣状で直立して,長さ 30 - 60 cm,幅 5 - 12 mm,中脈は太く盛り上がる。花茎は直立し,高さ 40 - 80 cm,頂部に2 - 3個の包を付け,その中から花が次々に開く。花は赤紫色で径約10 cm。外花被片は3個で惰円形,長さ約 7 cm,先は垂れ下がり,中央基部に黄色の斑紋がある。内花被片は狭長楕円形で直立し,長さ約 4 cm。花柱の先は2深裂し,裂片は全縁。葯は黄色。さく果は楕円形で長さ 2 - 3 cm。
花期:6月 - 7月  ハナショウブの原種。
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国東北部,シベリア東部
Iris アヤメ属: エヒメアヤメ  ノハナショウブ  ヒオウギ 


6-28-20 平尾台 標高 495 m,福岡県苅田町

6-28-20 平尾台 標高 495 m,福岡県苅田町

6-28-20 平尾台 標高 495 m,福岡県苅田町

6-28-20 平尾台 標高 495 m,福岡県苅田町

7-16-07 八幡湿原 標高 800 m,広島県北広島市

7-16-07 八幡湿原 標高 800 m,広島県北広島市
被子植物  生物