ヤマノイモ科 Dioscoreaceae

オニドコロ(鬼野老)
Dioscorea tokoro Makino

山野にごくふつうに生育する蔓性多年草。根茎は肥厚して横にはい,不規則に短く分岐し,ひげ根を出す。茎は長くのびて物にまとい,無毛。葉は互生し,円心形,鋭尖頭,長さ,幅とも 5 - 12 cm,表面無毛,葉柄は長さ3 - 7 cm。葉腋に珠芽はつかない。雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し,淡緑色の小さな花をつける。雄花は短い柄があり,花被片は長楕円形,長さ 1 mm,平開し,上縁に微歯がある。6個の完全雄ずいがある。雌花序は葉腋から細長い穂状花序を下垂する。さく果は倒卵状楕円形で3翼があり,長さ 15 -18 mm,幅約 14 mm。種子は扁平楕円形長さ約 4 - 5 mm,片側に長楕円形の薄い翼がある。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国
Dioscorea ヤマノイモ属: オニドコロ  カエデドコロ  タチドコロ 


8-29-21 鱒淵貯水池湖畔,福岡県

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被子植物  生物