キク科 Compositae ノジギク（野路菊） Chrysanthemum japonense (Makino) Nakai.

海岸近くの山野に群生する多年草。茎は斜上し，高さ60 - 100 cm，上部で多数分枝する。葉は互生し，葉身は長さ3 - 5 cm，幅2.5 - 4 cmの広卵形，基部は心形 - 切形，3 -５中裂し，少数の鈍歯があり，表面は緑色で毛が散生し，裏面は白色の丁字状毛が密生し灰白色。葉柄は長さ1.5 - 3 cm。頭花は径3 - 5.5 cmで茎の先に散房状につく。総苞は半球形，長さ 8 mm内外，総苞片は３列に並び，外片は短く円頭で，灰白色の毛がある。舌状花は白色。舌状花の数や幅はばらつきがある。筒状花は黄色，裂片は小さい広三角形。そう果はやや円柱形，長さ 1.8 mm。 瀬戸内海沿岸に生育し，葉が薄く，花の数が少ないものをセトノジギクとすることがあるが，同じ群落でも葉の形態も花つきもばらつきがある。 花期：10 - 12月 分布：本州（兵庫県以西の瀬戸内側）・四国（愛媛県，高知県）・九州（大分県，宮崎県，鹿児島県） Chrysanthemum キク属： アシズリノジギク　 イソギク　 ハナイソギク　 イワインチン　 サツマノギク　 シマカンギク　 チョウセンノギク　 ニジガハマギク　 ノジギク

11-8-20 高平山，大分県	11-8-20 高平山，大分県
11-8-20 高平山，大分県	11-8-20 高平山，大分県

＜セトノジギク＞

12-10-23 上関長島，山口県	12-10-23 上関長島，山口県
12-10-23 上関長島，山口県	12-10-23 上関長島，山口県
12-10-23 平生，山口県	12-10-23 平生，山口県
12-10-23 平生，山口県	12-10-23 平生，山口県

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