アカネ科 Rubiaceae

ミヤマキヌタソウ(深山砧草)
Galium nakaii Kudo ex H.Hara

亜高山の岩場や湿った斜面に生育する多年草。草丈15 - 30 cm。横走する地下茎があり,根は橙色を帯びる。茎は少数が束生し,茎はほとんど無毛で平滑。葉は4 枚が輪生し,短い柄がある。葉身は卵形 - 広披針形で長さ12 - 18 mm,幅7 - 10 mm,6 - 15 mm,幅3 - 8 mm,先は鋭頭または鈍頭で微凸端,基部はやや急に細まってから狭いくさび形になり,辺縁と脈上には上向きの短毛がある。3脈が目立つ。茎の先端や上部の葉腋に短い花序を出し,2 - 5 個の花をつける。苞は卵形 - 広披針形,長さ1.5 - 2 mm である。花冠は淡黄緑色で先が4 裂し,直径2.5 - 3 mm である。果実には上向きに曲がった短い毛がある。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州(東北地方) 日本固有種
Galium ヤエムグラ属の花: エゾキヌタソウ  エゾノカワラマツバ  エゾノヨツバムグラ  オククルマムグラ  キクムグラ  キヌタソウ  キバナカワラマツバ  クルマバソウ  クルマムグラ  ミヤマキヌタソウ  ミヤマムグラ  ヤマムグラ  ヨツバムグラ 


8-2-09 11:49 芦別岳 標高 1275 m
北海道富良野市山部

8-2-09 11:49 芦別岳 標高 1275 m
北海道富良野市山部
被子植物  生物