タヌキモ科 Lentibulariaceae

イヌタヌキモ(犬狸藻)
Utricularia australis R.Br.

湖沼やため池,水田やその側溝などに生育する多年草。水中に茎と葉を形成し,葉の一部に捕虫嚢が形成され,水中の動物プランクトンなどを捕捉し消化する食虫植物。茎は細く0.3 - 2 mm,全長は長いものでは約1 mに達する。根はなく,茎には水中葉が互生する。越冬芽は側枝の先につき,楕円状で褐色。葉は長さ 3 - 5 cm,細かく羽状に分裂して捕虫嚢をつける。水面の上に 10 - 20 cmの花茎をだし,分枝した先端に1個づつ花をつける。花は黄色で径約 1 cm,距は下唇より短く鈍頭。花後花柄は下垂して果実をつける。果実は球形で径約4 mm。殖芽は長楕円形で暗褐色,長さ4 - 10 mm,幅3 - 7 mm。
花期:7 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州
Utricularia タヌキモ属: イヌタヌキモ  ホザキノミミカキグサ 


9-4-22 大分県

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被子植物  生物