タヌキモ科 Lentibulariaceae

ホザキノミミカキグサ (穂咲の耳掻草)
Utricularia caerulea L.

湿地に生育する多年生の食虫植物。地下茎は白く,細い糸状で長く地中をはう。葉柄や地下茎に捕虫嚢をつけるが,数は少ない。地下茎の所々に長さ 2 - 3.5 mmのへら形の地上葉が集まってつく。花茎は細く,高さ 10 - 30 cmで直立し数個の鱗片葉を楯状につける。花茎の先にほとんど無柄で,淡紫色,長さ約 4 mmの花を4- 10個つける。苞は鱗片葉と同形,小苞は線形長さ 1 - 1.5 mm。がくは広楕円形で長さ約 2.5 mm,外面に乳頭様凸起がある。花冠は径約 4 mm,花弁は2唇形,上唇は小さく,下唇は大きく,くし型の白い斑紋がある。花の基部には下唇の2倍の長さの距が前方に突き出す。さく果は球形で径 2.5 - 3 mm。
花期:6 - 9月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,台湾,中国,インド
Utricularia タヌキモ属: イヌタヌキモ  ホザキノミミカキグサ 


8-26-12 平尾台,北九州市

8-26-12 北九州市

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8-26-12 平尾台,北九州市

8-26-12 北九州市
被子植物  生物