シソ科 Labiatae

キバナアキギリ(黄花秋桐)
Salvia nipponica Miq.

丘陵地帯から山地にかけての,明るい夏緑広葉樹林や林縁などに生育する多年草。短い地下茎があり,群生することが多い。茎は四角形で高さ20 - 40cm,全体に毛がある。茎が倒れて地面につくとそこから発根する。葉は対生して長い柄があり,三角状ほこ型で長さ5 - 10cm。葉柄には毛が多く,葉の両面,特に脈上に毛が多い。葉は,対生,長い柄があり,ほこ形,先端は尖り,葉縁には鋸歯があり,密に毛がある。茎の先端に花穂を出して,唇形の淡黄色の花をつけ,花冠は長く伸びて2.5 - 3.5cm,有毛。長く伸びた雌しべは暗紫色で,先端は2つに分かれ,長く花冠から突き出る。萼の脈上には開出毛が目立つ。
花期:8 - 10月    別名:コトジソウ
分布:本州(岩手県以南)・四国・九州
Salvia アキギリ属: アキノタムラソウ  キバナアキギリ  ハルノタムラソウ 


9-14-08 13:29 広見山広見林道 標高 710 m
島根県益田市匹見町

9-14-08 13:29 広見山広見林道 標高 710 m
島根県益田市匹見町

9-23-08 14:21 深入山 標高 990 m
広島県山県郡安芸太田町戸河内町

9-23-08 14:21 深入山 標高 990 m
広島県山県郡安芸太田町戸河内町

被子植物  生物