シソ科 Labiatae

アキノタムラソウ(秋田村草)
Salvia japonica Thunb.

山際の道端,畦道,刈り取り草原などに極普通に生育する多年草である。茎の断面が四角である。葉は対生し,長い柄があり,3 出葉または 1 〜 2 回羽状複葉となるが,変異は大きい。茎は上部で枝分れし,上部に青紫色の唇形花を数段輪生する。花は1段に6個前後が1つの節に付き,日光の来る方向に偏る。花冠は長さ11〜13mmで,花筒の毛冠は基部よりその1/4位のところにあり,下唇中央裂片は幅3.5mm。萼から筒状の花弁が伸び,上側の先端から出ているものは雌しべであり,垂れ下がっている先端が黒いものは雄しべ(2本)である。雄ずいははじめ花冠の上唇に沿って斜上し,のちに下方に屈曲し,雌雄ずいはやや花外に超出する。花穂部には粘りがある。
花期:7 - 11月
分布:本州(山形県以西)・四国・九州;朝鮮半島・中国
Salvia アキギリ属: アキノタムラソウ  キバナアキギリ  ハルノタムラソウ 


8-13-06 11:33 五家原岳 標高 970 m
長崎県

8-13-06 11:33 五家原岳 標高 970 m
長崎県

被子植物  生物